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続き。

『早わかりオセロ』をがんがん読みすすめていく。凄い。今までのオセロに対する
常識が全て壊れていく。「オセロは隅を取れば必ず勝てる=×」「辺は相手に取らせず
自分が取った方が有利になる=×」・・・。三日間、仕事と食事と睡眠時間以外の殆どを
この本の熟読に充てた。こんなに物事に執着するのはギターの練習を始めた時以来だ。
概念は少しずつわかってきた。よし、いざ実践だ。あ、オセロは二人でやるもんだ。
当時実家に暮らしていたおれは家族に対戦を懇願した。

おれ「おい、オセロやろうぜ」
弟「頭狂ったか。おれは暇じゃないんだ」

おれ「なあ、オセロやろうぜ」
親父「子供の遊びじゃねえか」

おれ「なあ、オセロやろうぜ」
おかん「早く寝なさい」

暖かい家族だ。親父なんか、おれが小学生のとき将棋にはまりまくったんだが本当に毎晩のように
打ってくれて、死ぬほど強くしてくれたもんだが・・・。努力しても金にならないことには
誰も協力してくれない。親父公務員なのに(関係ないけど)。人間との対戦は諦めた。

そうだ、インターネットにあるはずだろう。「オセロ 対戦」で検索したらハンゲームが
一番上に出てきたのでそこで挑戦。ネット上でゲームをやるのは初めてだ。
部屋に入る。対戦相手が「4649」と言ってきた。?。あー、「よろしく」ってことか。
よしよし、ネット上では「4649」というのがマナーなんだな。「・・4649・・と・・」。
称号に「永世名人」とある。リアルの将棋だったらとんでもなく強いんだな。
激負け。全然勝てない。他の部屋に行こう。「上級者」か。弱そうだ。今度は自分から挨拶しよう。
「4649・・・と」。相手「氏ね」。・・・。「しね」だぁ!?こっちから挨拶してるのに
なんてヤツだ。「4649!4649!4649!」「氏ね氏ね氏ね!」
4649と氏ねの壮絶な戦い。おれはオセロやりに来ただけなのに・・・。
仕方ないので退室。もちろん、今考えたら「4649」という挨拶が不適切なのは
わかっておりますよ。みなさん挨拶はきちんとしましょう。

翌日から毎晩、仕事から帰ってきて朝3時くらいまで延々打ち続けた。
いや~、『早わかりオセロ』すげえな。少しずつ勝てるようになってきたよ。
そう、隅は相手に渋々取らせるんだよ。肉を斬らせて骨を断つ。オセロは武士道だな。
今なら彼女とやっても良い勝負になるんじゃないか・・・。しかしその前に
「有段者」になって彼女の前にオセラーとして現れるのだ。それが男の務め。
・・・。どうやって段取るんだ?調べるとどうやら大会が催されているらしい。
大会なんぞやって人来るのか?友達にオセロ大会出てるヤツ居たらおれなりヒくんだが。
しかし段位を取るためには出なければいけない。仕方あるまいよ。
一番近いのが新宿で開催されている。そう、今はなき関東オープン大会(B級)だ。
「全勝優勝すれば初段か・・・ふむふむ・・・」。どうせ人なんか大して居ないんだろう。
いけるかな?と思ったのだが・・・。

続く。